HGAC ガンダムヘビーアームズ

レビュー

機動戦記ガンダムWより、HGACガンダムヘビーアームズをレビュー。発売は2020年10月、価格は1,650円です。

多彩な火器で武装した砲撃戦用ガンダムタイプMSで、主要人物のひとりである「トロワ・バートン」の搭乗機。機体名の「ヘビーアームズ」は、そのまま「重火器」を意味しています。

付属品はビームガトリングガンとハンドパーツが2種類。持ち手のパーツはサンドロック用のものになるので本キットでの使い道はありません。サンドロックと共通のランナーが使われているので写真右半分のパーツは余剰となります。

シールは胸部や腰アーマー周りの色分けを補うものとなっています。

MGはEW版でしたが、HGACではTV版でキットかされました。近年のHGはスリムになっていることが多いですが、ずっしりとマッシブに仕上がっています。胸部の青いライン、あばらの黄色、ひざ下のグレーはシールですが、全体的に色分けはしっかり再現されています。

腰アーマーの黒いライン、アンクルのグレーはシールで補います。

肩アーマーも厚みがありますし、ミサイルポッドのついている脚部もしっかりとしているのでヘビーアームズという名前にふさわしいプロポーションではないでしょうか。

ビームガトリングガンはバックパックに装着可能。右側にも接続できるようになっており、その際は砲身が下向きとなります。

側頭部のアンテナは別パーツになっており、頭頂部のカメラはシールとなります。

首部分はポリキャップ接続となっています。前後にある程度稼働しますが、ウイングやウイングゼロほどの稼働はありません。

肩部のマシンキャノンの色分けは足りませんが、砲身はきちんと造形されています。

胸部ガトリング砲を展開。差し替えなしで展開可能です。造形もしっかりしていています。

グレーのジョイントは取り外し可能。

バックパックは2穴接続になっているので、同シリーズのウイング系や他キットとも互換性があります。

肩のホーミングミサイルを展開。弾頭はきちんと再現されており、こちらも差し替えなしで展開が可能です。

写真では分かりづらいですが、肩アーマーは前後分割で合わせ目があります。

続いてはアーミーナイフ。こちらも差し替えなしで展開可能。

腕部は二重関節になっています。前腕部は合わせ目があります。平手パーツは手のひらにもモールドがあり見栄え良し。

腰のフロントアーマーは左右で一パーツになっているので、組み立て時に中央をカットすることで独立稼働させることができます。

サイドとリアアーマーの黒いラインは全てシールとなります。

アーマー裏に裏打ちパーツは無いですが、少しだけモールドがあります。股関節はスイングギミックがあります。

リアアーマーは後ろにスイング出来ますし、写真のように腰フレームを跳ね上げることが可能。

マイクロミサイルポッドは別パーツ化されており、脚部全体にずっしり感を与えています。膝下のグレーはシールになっています。

もちろん差し替えなしで展開可能。内部のミサイルもきちんと造形されています。

ミサイルポッドは取り外し可能で、取り付け部分にモールドもあります。

足裏はつま先に肉抜きあり。

全武装ハッチを展開。

胴体は前後にしっかりスイング出来ます。肘も二重関節なのでよく曲がります。肩アーマーが大きいので腕を横に上げるのは制限があります。

肩の前後スイングはバッチリです。

股関節は開脚もでき、膝もしっかり曲がります。

ビームガトリングを装備。手首を外して差し込むだけです。

グリップは差し替えなしで展開可能。シールドの表面にはモールドがあります。

銃口もきちんと再現されています。

ビームガトリングガンは外れることもなくポージングがしやすいです。

よく動くのでグリップも難なく持たせることが出来ます。

劇中のように宙返りからの射撃ポーズでも飾りたい

アーミーナイフは造形がしっかりしているので、刃を部分塗装するだけでも見栄えがグッと良くなりそう。

各ハッチは勝手に閉じることなくほどよい保持力です。モールドもあり色分けも良いのでフルオープンアタックが映えます。

以上、HGACガンダムヘビーアームズのレビューでした。最新フォーマットでキット化されただけあって満足できる仕上がりになっています。ウイング系のプラモデルはMGでエンドレスワルツ版、HGでテレビ版の展開となっています。テレビ版のヘビーアームズ好きには大変おすすめな出来です!

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