HGオールガンダムプロジェクトの企画でキット化されたHGACウイングガンダムゼロをレビュー。発売は2014年3月、価格は1,760円です。
新機動戦記ガンダムWの主人公ヒイロが物語後半で搭乗する機体。特徴はコロニーも破壊可能なツインバスターライフルにネオバード形態への変形、厨二心をくすぐるゼロシステムです。
付属品はツインバスターライフル、ビームサーベル2本、ウイングシールド。
シールはセンサー類とシールドの赤いライン、ライフルの黄色いライン、ウイング上部の黄色を補うものとなっています。
余剰パーツはネオバード形態時に使用する足パーツのみ。モビルスーツ時の足裏にあるバーニアを付け替えて使用します。
まずは正面から。カラーリングは主役気らしいトリコロールカラー。各ダクト部分などの色分けは必要ですが、概ね設定どおりの色分けとなっています。胸部のゼロシステムはクリアパーツで再現。プロポーションはスリムになっており、スタイリッシュに仕上がっています。
ウイングバインダーの角度によっては重心が後ろに下がるので自立が難しくなることもありますが、接地性はまずまず。
ウイングバインダー上部のイエローはシールで補っています。ウイング中央のダクトは色分けされており、見栄えが非常に良いです。リアスカートにはアクションベース用の穴が用意されています。
ウイングゼロの悪役っぽいイケメンフェイスもしっかりと再現されています。ツインアイ、センサーはシールで補います。
前後分割となっているので、横と上部に合わせ目が出ます。見辛いですが、後頭部のセンサーもシールで補っています。首はかなり上を向くことが出来るので飛行ポーズも様になります。
胸のセンサーはクリアパーツで再現されており、左右のセンサーはシールとなっています。
マシンキャノンの開閉ギミックはオミットされていますが、カバーを外せば砲身が造形されています。
胴体の側面には合わせ目が出ます。前後への稼働は控えめ。バックパックは2穴接続になっており、ウイング系HGの共通仕様です。
肩は画像の様に展開出来、中にはバーニアが仕込まれております。このバーニアは上下稼働するので下から出すことも。ビームサーベルの収納ギミックはオミットされています。
肘は二重関節なのでしっかりと曲げることが可能。
肩は引き出せるので大分腕を前に出来ますが、流石にツインバスターライフルを両手で構えることは無理でした。
横には90°しっかりと上げられます。
フロントアーマー、腰アーマー共に裏打ちパーツはなくシンプルな作り。股にはスタンド用の穴が用意されています。
腰アーマーを後ろに逃がせば180°開脚できます。
前方への稼働は申し分なし。後方はリアアーマーが固定されているのでそこそこ。
足裏はつま先と踵に肉抜きあり。中央のバーニアはバードモード時に変形用パーツへ付け替えます。
足首の稼働は画像の通り。つま先も固定なので稼働なし。バーニアがあるからしょうがないのでしょうが、飛行ポーズが様になるように足首回り含めてもっと稼働して欲しかったですね・・・。
ウイングバインダーは差し替えなしで展開が可能。上部の黄色はシールで補っています。
ウイング、バーニア共にフレキシブルに稼働します。表情もつけやすいのでポージングもしやすく良く出来ていると思います。ポロリもせずガシガシ動かせます。
続いてはシールドを装備した状態で。まずはビームサーベル。画像では一本しか持たせていませんが、柄とビーム刃がそれぞれ2本づつ付属しています。
ただ、持ち手が画像の一種類しかありません。平手がついているとポージングの幅も広がるので他ウイング系HGから拝借するのがいいですね。
ウイングゼロといえばやっぱりツインバスターライフル。追加パーツなしでライフルは合体させることも可能です。
砲身の黄色はシールで補います。
劇中のポーズもしっかりと再現することが可能です。銃の持ち手があればもっとポーズも決まりますね。合体させたバスターライフルを両手で持たせることはさすがにできませんでした。それっぽく見えるようにはポージング可能です。
ビームサーベルの太さも丁度良し。
ネオバード形態。非常によく再現されており気に入っています。パーツの差し替えも足首ので最小限となっており気軽に変形させて遊ぶことができます。
裏面はこんな感じです。腰部に接続穴が用意されているのでネオバート形態で飾ることができます。
以上、HGAC ウイングガンダムゼロのレビューでした。近年で発売されたTV版のウイングゼロは本キットだけなのでウイングゼロが好きな方には絶対おすすめです!!(MGはプロトゼロなので微妙に違います。)
色分けも良好で部分塗装をするだけで見栄えの良いキットに仕上がると思います。もちろん素組でも楽しめるのでどんな方でも気軽に楽しめるのではないでしょうか。